第5回 行田公園の「セミのぬけがら調査」 8月

セミのぬけがら調査ハンドブック

 7月中旬頃からセミが鳴き始めると、「梅雨も明けて夏が来る」といつも思います。セミと云うと、平成16年から船橋市・環境政策課が開催している「夏休みセミのぬけがら調査」を知っていましたか?
 この調査は、行田公園を含めた市内3カ所の公園で、夏の代表的な昆虫である「セミのぬけがら」を集めて種類を調べるものです。毎年、「広報ふなばし」で募集するので、参加を希望する子どもたちが多いと聞いています。

セミのぬけがら調査_行田公園


 調査対象のセミのぬけがらは、アブラゼミ、 ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、クマゼミの6種類で、行田公園ではクマゼミのぬけがらは、まだ見つかっていません。
 「シャシャシャ」「ワシワシ」と聞こえるクマゼミの鳴声は船橋市でも聞かれていて、生息域が神奈川県以西だったのが北上していると言われています。近年、塚田地区も開発が進みアスファルトで覆われたコンクリートジャングルが多くなって来ている今、土と樹木で覆われている行田公園は、セミたちにとって最後の楽園かもしれません。

By Hiroyan

  セミのぬけがら調査・過去の実施報告

  セミのぬけがら調査・ハンドブック(PDF)