第3回 飛ノ台史跡公園博物館と飛ノ台貝塚 6月

飛ノ台史跡公園博物館

 50数年前、塚田・西船地区に住んでいる中学生は「海神中学校」へ進学しました。当時、ここの中学校生徒だった私は、飛ノ台貝塚が中学校全体を含めた周辺であることを聞いていたので、ちょっとグランドを掘ると貝殻がザクザクと出てきた記憶があります。

 この地は入り組んだ東京湾の海に突き出した半島の台地で海と山の幸に恵まれた生活をしていた縄文人が暮らしていたと思われます。

飛ノ台貝塚遺跡

 飛ノ台貝塚は、縄文時代早期の遺跡として古くから知られており、数回にわたり大規模な発掘調査が行われて、現在までに住居跡25軒、炉穴およそ400基、貝塚およそ40か所が発見されています。

 また、「飛ノ台史跡公園博物館」としての歴史は、平成12年11月にオープン、飛ノ台貝塚遺跡の保存を目的に出土品や遺構などが展示されています。

 なお、博物館横には遺跡を復元した「史跡公園」があり、飛ノ台貝塚から出土した住居跡、貝塚、炉穴等のレプリカを前にして佇むと、プロジェクトマッピングのような縄文時代の空間と交差する雰囲気が味わえる場所です。

By Hiroyan