街角の一輪

「街角の一輪」では『ぶら~り歳時記』の投稿と合わせて、塚田地区に咲いている花々のワンショット画像を、花ことばとともにお届けします。
(2023年9月より毎月一回掲載)
※花の画像をクリックすると拡大表示します。


  • 花の名前:八手(ヤツデ)
  • 花ことば:「分別」「親しみ」「健康」
  • 撮影日:2025年1月9 日
  • 撮影場所:町会内庭木
  • コメント:ヤツデは、深い緑色で光沢のある掌の形をした葉を持つ常緑低木。古くから縁起木として親しまれており、葉は長さ・幅ともに20~40cmで掌状に裂け、実際には8つに切れ込んで9枚に裂けているものが多く見られます。縁はのこぎりの歯のようなギザギザがあり、秋から初冬に円錐状に多数のつぼみをつけ、5mmほどの白い複合花序を咲かせます。
    また、ヤツデには「天狗の葉団扇(テングノハウチワ)」という別名もあり、漢字で書くと「八手」になります。日当たりの悪いところに庭木としてもよく植えられ、葉はサポニンを含み、去痰など薬効のある生薬にもなります。

  • 花の名前:枇杷(ビワ)
  • 花ことば:「温和」「内気」「治癒」「密かな告白」
  • 撮影日:2025年2月1日
  • 撮影場所:塚田公民館前、町会内庭木
  • コメント:ビワは、バラ科ビワ属の常緑高木で、冬に白くて小さな花を咲かせます。また、皮のように厚く固い葉を持ち、枝の先端にオレンジ色の軟毛のある果実を複数実らせます。
    中国から伝わった「枇杷」は、日本の楽器の「琵琶」に葉や実の形が似ていたので、日本語読みは「ビワ」です。葉を煎じたものが、咳止め、利尿剤などとして民間療法に使われ、患部に葉を直接貼ったり、お灸の下に敷いて使いました。
    ビワの鎮痛効果のもととなる成分は、「アミダクリン」と呼ばれ、最近の研究によると、がんの治療や血液浄化の効果もあることがわかってきた成分です。

  • 花の名前:蒲公英 (セイヨウタンポポ)
  • 花ことば:「愛の神託」「真心の愛」「別離」
  • 撮影日:2025年4月8 日
  • 撮影場所:町会内空地、雑種地
  • コメント:タンポポは、春に明るい黄色の花を咲かせる、キク科の多年草で、河原、田畑の畔など身近な場所で見かける、春を代表するような花です。日本ではカントウタンポポなど古来からある種類を在来種、日本に持ち込まれて帰化したセイヨウタンポポなどの外国原産種を外来種とよんでおり、在来種と外来種の雑種があることもわかっています。
    タンポポの綿毛の部分は冠毛といい、風に乗って飛ばされやすいよう、羽に似た形をしていて、雨の日になると濡れないように閉じます。
    若葉、花、根が食用になり、どの種のタンポポも毒性はなく、食べられ、根はコーヒーの代用品(タンポポコーヒー)、健胃などの薬用に利用できることが知られています。

  • 花の名前:片喰(カタバミ)
  • 花ことば:「輝く心」「喜び」「母の優しさ」
  • 撮影日:2025年5月20日
  • 撮影場所:行田公園、町内道端
  • コメント:カタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草。葉は3枚でハート形をしており花びらは5枚です。夜間や日がかげると、葉が折りたたまれ片側が喰われたようにみえることがこの名の由来であり、畑や道端などでもいろいろな種類を見ることができるカタバミは、古くから家紋のモチーフにも使われている植物です。
    酢漿草(すいもぐさ)という別名は、シュウ酸を含んでいるので噛むと酸味がある生薬で、消炎、解毒や下痢止めに有効とされ、肝炎にも臨床実験で効果があったとの報告も見られます。生の葉をすり潰して毒虫に刺された時や、疥癬などの寄生性の皮膚炎に効果があり患部に塗布して用いられます。

  • 花の名前:紫陽花(アジサイ)
  • 花ことば:多くの花言葉があります。全体の花言葉は「移り気」、青や紫:「辛抱強い愛情」「知的」「神秘的」、ピンク:「元気な女性」「強い愛情」、白:「寛容」
  • 撮影日:2025年6月3 日
  • 撮影場所:公園、町内庭木
  • コメント:アジサイは、梅雨の季節に美しい花を咲かせる日本原産のアジサイ科落葉低木。花と思っている部分は花びらではなく装飾花と呼ばれるガク片で、実際の花は中央の小さい丸い部分です。また、花の色がよく変わることから、別名で「七変化(しちへんげ)」「八仙花(はっせんか)」とも呼ばれています。
    アジサイの花の色には土の酸度が関係していて、酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなる特徴があります。
    アジサイの生薬名は「紫陽花(しようか)」で、花を採取して陰干ししたり、枯れた花を採取してそのまま煎じて解熱薬として使われ、成分はヒドランゲノール配糖体やサポニンなどです。
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