第4回 長津川親水公園 7月

　長津川親水公園の正式名称は、長津川調整池公園と呼ばれています。しかし、本来の目的は、流域治水の関係から大雨による洪水を調節する施設です。
　私は、２０１３年の台風２６号の襲来時に、長津川調整池が大雨でほぼ満杯になる状況を見た経験があります。とは言うものの、長津川親水公園は治水を進めながら、同時に自然環境系を整備し、市民の憩いの場、生物多様性を守る場として活用されています。大きな敷地内にはたくさんの木々や花々が植えられていて、桜・紅葉・遊具・池といった快適な条件が揃っている自然豊かな公園です。

　行田公園とは、また一味違った雰囲気を醸し出していて、一画にはクヌギやナラの樹林があり、クワガタやカブトムシも採集できるようです。また、中央には調節池や小川もあり、ザリガニや小魚も生息して夏場は水遊びも楽しめるようです。
　今、異常気象によるゲリラ豪雨が多発している状況から、長津川流域に広い空閑地・緑地があることは決して無駄ではなく、遊水池として周辺地区の浸水を緩和していることが重要なことではないでしょうか。

By　Hiroyan